命の重みと責任

戸外のどうぶつたち


ねこだけではなく

たまにスズメやツバメ

野鳥なんかの依頼もあります。


「 見て見ぬふりはできないから 」


「 これも縁だとおもって 」


そう皆さんおっしゃいます

誰しもができることではありませんよね。


わたしも共感と、少しばかりですが

その想いにご協力をしており

他の子と変わらず丁寧に執り行います。


今日も

ここ3年間ずっとお世話になっている

あるご家族さまから


通りすがりの小学生たちからの

どうしかしてあげてほしい‥

という救難信号のようなリクエストを受け

ロードキルで命を落とした

ねこさんの火葬を依頼したい

との電話が入りました。


わたしどもは

そういった子の火葬のご依頼も

無料はもちろんですが

1,000円や2,000円での受付をしておりません。

一般の料金とは異なりますが

決して安くはない、

むしろ高額な料金をいただいています。




今日もご依頼をくださったご家族さまは

わたしが

〇〇さんだけが負担することでは

ないんですよ。と声を掛けると

こうおっしゃいました


あなたのところだから安心して任せられる 

どんなところか、どうされてるか

わからないところに頼むと寝覚めが悪い

そこにお金を払っているんだから大丈夫よ。


そう言って

お礼の志まで別の封筒にいただいて‥。


本当の愛護とは共生とは‥

考えさせられます。


その 名も無いロードキルの子も

家庭で幸せに暮らし、

看取られてここに来た子達と平等に

樹木葬という場所に散骨をしました。

戸外で暮らしたことが幸せでなかったとはいいきれないまでも最期のときが車の事故だとすれば

不幸に違いないのかもしれない。


見つけてくれた小学生たちと

そこに応えてくれたご家族と

丁寧に供養するわたしとで

今は少しでも人の想いが伝わっていれば

うれしい。

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コメント: 2
  • #1

    持田です (土曜日, 13 1月 2024 19:43)

    この子は最後に暖かい人々に出会えてよかった。
    この子だけでなく何とかしてほしい!と言う小学生の優しい気持ちも大切にしてくださったことにも感謝です
    ありがとうございます
    こう言った子達のお見送りに募金箱などで1人が負担することなく皆んなで最会の樹の仲間に迎えることができたらいいなと勝手に思いました。

  • #2

    にじの花 松尾です (土曜日, 13 1月 2024 19:54)

    持田様ありがとうございます。
    そういう想いに寄り添う機会がありましてうれしくもあり、考えさせられるものでもありました。
    戸外のねこさんへの募金箱の使い方はそういう視点からでも可能かもしれませんね�
    同じ想いのなかで多くの手を借りてできることがあるような気がします。